いなかを楽しむ生活2 Life Enjoying Country

都会を真似ない 夢見ない 妬まない いなかを受け入れて 楽しむ生活の記録です

二重煙突を作ってみました I've made a double cylinder stovepipe.

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昔のことです。

二重煙突を作ってみました

我が家には煙突が全部で6本あるのですが

 

その内の一つは廃油ストーブの煙突です。

私が作った最初の煙突です。

その煙突をリニューアルしたのが今回の二重煙突です。

最初取付けた煙突は普通に既製品を買ってきたものでした。

しかし薪ストーブを導入したことから

煙突のなんたるか 原理、構造を勉強した結果

既製品の煙突では煙を上手に排出できない

二重煙突なるものを使わないといけない

そして煙突はストレートに限る

という結論に至りました。

 

 だがそれは高価である

では自分で安く作れないか

材料のロックウールさえ手に入れば

何とかできることが分かりました。

材料が揃ったので作ってみよう

作ってみました。

参考にしたい方 どうぞご覧下さい

というのが 今回の記事となります。

 

 今後、今までの私の記録写真を使って

こんな感じの記事

こんなの作ってみました シリーズ

も書いて行きたいと思っています。

その理由は

①これから雨が多くなると外での作業ができなくなり 記事不足になる

②過去の記録写真を眠らせておくよりもブログにした方が面白い

③その記事が少しでも誰かの参考になれば尚宜しい

 

 ということで興味の無い方はパスして頂き(今までもそうだと思いますが)

それでも何かの参考にはなるかもしれませんのでお許し頂きまして

よろしくお願い致します。

 

これは2010年1月のことでした。

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これは悪い例

100φの一重 既製品を使って 廃油ストーブ

しかも横に引いて使っていた時の煙突の中の状況です。

大量の煤が付いています。

これではいけないので二重煙突にする訳です。

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引越しした直後だったのでごちゃごちゃしていますが

寝転がっているのが100φの煙突(今まで使っていたやつ)

立っているのが150φの煙突で新たに購入しました。

100φの煙突の外に25mm厚のロックウールを巻いて

150φの煙突を被せて二重化する

そういう計画です。 それだけです。

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ロックウールをきれいに一周だけ巻いて針金で固定します。

25mm厚みが有りますので100+25+25=150となる訳です。

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それに向かって150φの煙突を突っ込む

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こんな具合に

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こんな感じです。

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亡くなった親父が建てた倉庫なので

廃油ストーブの煙突ごときで屋根に穴を開けるのがはばかられ

やむを得ず壁出しにすることにしました。

従って少しだけ横引きにすることになりました。

でも本来ならば煙突は天井に抜いてストレートです。

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もう少し加工中のものを

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参考に添付しておきます。

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上手じゃ有りませんね 今見ると

隙間が無いように詰めた方が良いです 当然ですが。

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壁出しは勧めませんが ここまできました。

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煙突の先端部です。

ここから雨が入って来ないように

雨でロックウールが濡れないように

耐熱のアルミテープで養生をしておきました。

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最先端に先程のパイプを取付けて

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こんな具合に

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トップを先端に取付けておしまい

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内側はこんな具合にしました。

壁を出る直前から

内径100φ外径150φの二重煙突です。

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後日煙突支持を取付けました。

出来上がり写真です。

煙突は屋根から1m以上は上に突き出しておく方が良いようです。

参考になれば良いのですが

 

ちなみにこの廃油ストーブの煙突をシングルで

3m程横引きにして壁出しにしていた頃のことですが

排煙が悪くたびたびバックファイアーして

ボンという音が恐ろしかった経験があります。

 

後日試運転を行い煙の量をチェックしてみました。

ちなみに以前の燃焼、排煙の状況と比べてみて下さい。

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これは横引き3mの壁出し煙突時代の状況です。

凄い煙でした。

それが今回の煙突改修によってどう変わったのか

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これが全景です。

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そして着火、燃焼中の廃油ストーブです。

煙突の小さい穴が赤くなって燃えています。

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煙はほとんど見えません。

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以前とは比べようも無く良くなりました。

 

尚、作業は安全第一で行なって下さい。

高所からの転落の恐れがありますので

屋根の上では親綱を引き安全帯を使用しましょう!

ここで紹介した二重煙突は安全を保障するものではありませんので

各自の責任の下で製作、使用して下さい。

以上よろしくお願い致します。