いなかを楽しむ生活2 Life Enjoying Country

都会を真似ない 夢見ない 妬まない いなかを受け入れて 楽しむ生活の記録です

最初の薪ストーブの設計から設置まで from the design to the setting of the first firewood stove

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だいぶ前のことです。

我が家の最初の薪ストーブを設置した時の

設計から設置までのことを書きたいと思います

 

これから薪ストーブを設置しようと考えている方

参考にして下さい。

2008年のことです。 (もう7年も前のことかぁ)

最初の設計図です。

自分でこの図面をかいたのですが

それが災いしたのかな?

天井に真直ぐ抜かないでまず壁に出します。

すると壁と屋根の間には庇とかあるので斜めに振ります。

その後真直ぐに屋根上まで伸ばしています。

現地で寸法をあたりながらかきました。

自分の思い通りにかくことができました。

ですが曲がり放題ですね。

 

友人に自信を持ってこの図面を見せました。

友人は却下。

煙突は真直ぐにすること。

薪ストーブは排気の為のファンなど一切使いません。

それではどうやって煙を出すのか

自然の力 暖かい空気が上に上がろうとする力だけです。

ドラフト効果 といいます。

だって

横に振って壁出しするパーツも有るじゃないか

 

排気効率が悪くなる

結果火が付き難くなる

煙が出難くなる 時には煙が室内に逆流する

煙突に煤が溜まりやすくなる

等等良いことは一つも無い

悪いことだらけだ というのです。

私も勉強しました。

友人の言っていることは正しいようです。

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薪ストーブの先輩の言うことです。

その先輩の指導を受けながら設置しようとしているのですから

素直に従って真直ぐな煙突の図面に変更しました。

12月10日の図面ですね。

最終的にこの図面に従って煙突工事、薪ストーブ設置をしました。

 

それは12月29、30日の二日間で

その友人に手伝って貰って行ないました。

仕事の都合で年末ぎりぎりにやったのでした。

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天井を開口して煙突の通るルートを耐火処置しようとしています。

まずは石膏ボード9.5mmを貼りました。

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耐火のケイカル板6mmをこの様に貼っていくのですが

その前に間に断熱材を入れることにしました。

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ストーブを設置しても断熱の壁、天井にしておくと

その効果が違います。

この天井には断熱材が入っていないので

入れるつもりでしたが忘れてしまっていました。

またやることが増えた いつになることやら。

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ケイカル板を貼っていきます。

これ結構手間だったなぁ。

何度も寸法測って、ケイカル板を削りなおして

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煙突パーツの写真がこれだけしか有りませんでした。

左下からルーフサポート 煙突を屋根の出口で固定する為可動式になっています

右端は伸縮する煙突で掃除する時にここで伸縮させて煙突をはずします

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屋根を開口して最初に取り付けるのがルーフサポートです。

それに煙突を取付けて下へ上へ煙突を伸ばして行きます。

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屋根の上です。

手前のフラッシングを取り付ける前の状況です。

フラッシングは煙突から雨が漏らない様にする為の大事なパーツです。

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ルーフサポートでしっかりと支えています。

二重断熱煙突は1本が約1mです。

しっかりと排気させる為には最低でも4本4mは必要です。

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フラッシングが乗る部分にコーキングをつけています。

 

この後のことがこの時には記録されておりませんでした。

たぶん暗くなってきて写真どころじゃ無かったのでしょう。

後日 といってもこの日から2年後2010年の暮れに

煙突掃除をしています。

その時にこの後の処置がどうされたのか

参考になる写真がありましたので

それを添付しておきます。

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これは煙突掃除の写真ですのでトップを外したところですが

その右側を参考に見て下さい。

小さい屋根を付けて雨水が入らないようにしています。

反対側から見た写真が下ですが

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ここが防水処置の肝です。

フラッシングとは斜め加工のしてある円錐状のパイプと

斜め屋根勾配に加工した平板が一体加工したものです。

これは煙突のサイズより大きいので隙間が有ります。

その上に付けて有る長さ10cmくらいのスカートがコーキング

煙突に付けて有り煙突を伝わって入る雨水を止めています。

薪ストーブの解説書と併せてみれば良く分かると思います。

雪のことを考えてもできるだけ棟の高いところに

煙突は出すべきです。

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出来上がったのは夜になっていたので投光器を付けて作業したようです。

天井から下の部分が伸縮部になっています。

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友人が着火準備をしてくれています。

この友人が私の薪ストーブライフも

チェーンソーライフも

山での伐木作業も大先輩

でした。

今はちょっと違うかな?

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薪ストーブはヨツールのF100です。

一番小さいやつで

これに決めるまで色々と悩みましたが

今となってはこれで良かったと思っています。

この時の着火は全て友人ですが

この写真 燃え方がおかしいです。

温度計の位置も違います

着火時の空気レバーの位置も違いますので

その辺りは参考にしないで下さい。

今となってはこの写真しか無いので 悪しからず です。

参考といえば

間違ったこともさも正しいかの様に書いていることも有ろうかと思います

各自くれぐれも自分の判断で参考になさって下さいませ。