11時からお寺で彼岸の法要が
催されるというので
出掛けてきました。
歩いているとよその玄関先に
椿の花が満開です。
失礼して一枚パチリ。
お寺に着くと庭では紅梅が満開。
あちらこちらで春気分が楽しめます。
席に着くと間も無く
和尚さんの読経にあわせて
皆で経文を読みます。
最初は必ずと言っていい程
私が最初に仏教に興味を持ったのは
このお経です。
父親の死
その少し前に嫁さんのお父さんが亡くなり
それまで全く関心が無かった仏教と
付き合わざるを得なくなり
特に葬儀だの法事だので度々
この仏説摩訶般若波羅蜜多心経を
聞かされたり読まされたりする
けど
さっぱり分からん。
一体何を言っているのか。
そこからのスタートでした。
この仏説摩訶般若波羅蜜多心経には
空 くう について書いてあります。
空 くう とは有も無も一緒だ
ということです。
同じ範疇の概念であるということです。
空 くう という発想は流石インド人だな 御釈迦さんは
と思わされますねぇ。
ゼロという概念を最初に発見したのがインド人だというのは
納得できますねぇ。
有ると無いとは大違い
ということを我々は良く使いますが
そうではない と言っているんですねぇ 御釈迦さんは
人間も動物 猫も動物
同じ動物だ。
動物に違いは無い。
有も空 無も空
同じ空だ
空に違いは無い。
色 肉体も
受想行識 精神も
皆 空であると
要するに同じ範疇のものであるから
一緒なんだから、違いは無いのだから
こだわりなさんな ということが言いたいのですねぇ。
有るじゃ 無いじゃ 騒ぎなさんな ということですわ。
物に固執する必要は無いと言うか
してはいけないというか それが一つの悟りの世界でしょうか。
そういう風に解釈すれば
穏やかに生きて行けると
仰ってる訳ですなぁ きっと
私はそう理解しております。
法要の最後に焼香してから
お墓参りをしました。
椿の木が道中植えられています。
こちらも満開でした。