少し前のことになるんですけど
竹を割る為の冶具を製作した時のことを
まとめておきたいと思います。
これはその作製した冶具を先日の竹割りの前に
一部修正した時の写真です。
竹を割るのは頭 竹の天辺の方から割るのですが
天辺は径が小さい
それなのに私の作った冶具は
センター付近に刃が付いていない
それでは使い難いということで
少し刃が立つ程度に削ってやりました。
その結果最初の割り始めが楽にできるようになって
割り終わりはこんな感じになるのですが
まだ太いのも割れますよ って感じですかね。
ほんでもって当初の製作状況についてですが
データを見ると2013年の7月ということになっています。
構想やらネット検索はもう少し前からやっていた
そんな記憶ですが。
2013年7月7日のことです。
紙はこれから作ろうとする冶具の参考写真で
昔から使われている竹割りの冶具の商品です。
基本的にこの冶具には大きく分けて2種類あるようです。
一つは鉄製 これはハンマーで叩いて割るやり方で価格は高め
もう一つは
写真のような鋳物製 これは叩いては冶具が割れるので
叩いてはだめだが 価格が安め
型にはめて大量生産できるからでしょうか。
私は当然鉄製の物しか作れませんので鉄の部材を集めました。
その鋳物製の格好を真似しようと思っていたのです 最初は。
そしてその為のパーツが写真に写っているものです。
左から 刃になる鉄板2枚
取っ手になる金属管1本
丸い枠になる金属の筒の様なもの1個
鉄筋は単なる紙押さえでしょう。
当初は真似して作ろうとスタートしたようですが
途中で考えを変更したようです。
まずは鉄板に刃を付けるべく
万力で挟んだ鉄板をベビーサンダーで削っています。
それが7月21日で
だいぶ刃が付いてきたところです。
最初の写真ではこの板が2枚しか有りませんでしたが
大きさからして
あと2枚追加して4枚にして作製しているようです。
7月28日には
4枚の板を溶接してここまできました。
この後右上に写っている棒を溶接しています。
手で持つ部分を溶接しているところです。
こんな格好になってきました。
さらに溶接が進み
ほぼ現在の冶具の格好になってきました。
8月3日には仕上げの段階になりました。
錆やら溶接のスパッタを落としたり
最終的には塗装をしたいと
最後の調整をしています。
ベビーサンダーでスパッタを削ったり
刃を付けたりしています。
刃の最終仕上げは右側の砥石で研いでいます。
砥いだ後の状況です。
塗装前の最終段階です。
刃の具合はこんな感じですね。
先日は刃の先端の鉄筋溶接部が壊れて
溶接しなおしました。
見るからに貧弱な溶接ですからねぇ。
塗装しました。
最初は錆止めシルバーですかね。
こうやって手に持ってやるんだよ
イメージ写真ですね。
ということでこのまま現在に至っています。
途中溶接不良も有って溶接し直したりもしましたが
基本的に上手く出来た方だと自負しています。
今のところ特に改良すべき点は無いので
当分はこのままで。