いなかを楽しむ生活2 Life Enjoying Country

都会を真似ない 夢見ない 妬まない いなかを受け入れて 楽しむ生活の記録です

空 Kuu

f:id:inakatano2:20150321181300j:plain

11時からお寺で彼岸の法要が

催されるというので

出掛けてきました。

 

歩いているとよその玄関先に

椿の花が満開です。

失礼して一枚パチリ。

 

お寺に着くと庭では紅梅が満開。

f:id:inakatano2:20150321181354j:plain

あちらこちらで春気分が楽しめます。

席に着くと間も無く

和尚さんの読経にあわせて

皆で経文を読みます。

最初は必ずと言っていい程

仏説摩訶般若波羅蜜多心経

私が最初に仏教に興味を持ったのは

このお経です。

父親の死

その少し前に嫁さんのお父さんが亡くなり

それまで全く関心が無かった仏教と

付き合わざるを得なくなり

特に葬儀だの法事だので度々

この仏説摩訶般若波羅蜜多心経

聞かされたり読まされたりする

けど

さっぱり分からん。

一体何を言っているのか。

そこからのスタートでした。

f:id:inakatano2:20150321181430j:plain

この仏説摩訶般若波羅蜜多心経には

空 くう について書いてあります。

空 くう とは有も無も一緒だ

ということです。

同じ範疇の概念であるということです。

空 くう という発想は流石インド人だな 御釈迦さんは

と思わされますねぇ。

ゼロという概念を最初に発見したのがインド人だというのは

納得できますねぇ。

 

有ると無いとは大違い

ということを我々は良く使いますが

そうではない と言っているんですねぇ 御釈迦さんは

人間も動物 猫も動物

同じ動物だ。

動物に違いは無い。

有も空 無も空

同じ空だ

空に違いは無い。

色 肉体も

受想行識 精神も

皆 空であると

要するに同じ範疇のものであるから

一緒なんだから、違いは無いのだから

こだわりなさんな ということが言いたいのですねぇ。

有るじゃ 無いじゃ 騒ぎなさんな ということですわ。

物に固執する必要は無いと言うか

してはいけないというか それが一つの悟りの世界でしょうか。

そういう風に解釈すれば

穏やかに生きて行けると

仰ってる訳ですなぁ きっと

私はそう理解しております。

 

f:id:inakatano2:20150321212745j:plain

法要の最後に焼香してから

お墓参りをしました。

f:id:inakatano2:20150321212915j:plain

椿の木が道中植えられています。

f:id:inakatano2:20150321213232j:plain

こちらも満開でした。